カニを食べると尿酸値が上がって痛風がひどくなるのではと心配している方がいるかもしれません。
実際調査したところ、実はカニの身の部分はさほどプリン体が多くなく問題ないようです。
プリン体が多いのは実は「カニミソ」でした。
でもカニミソを食べちゃいけないってわけでもありませんでした。
尿酸値が気になる方はぜひ一度読んでいってくださいね!
目次
蟹を食べると尿酸値が上昇?一番多いのはカニミソ!
「カニはプリン体が多いから食べるのを控えている」なんて、けっこう勘違いされている方が多いかもしれませんが、カニの身自体はそんなに問題ありません。
プリン体が多いのは『カニミソ』なんです!
帝京大学薬学部物理化学の金子希代子教授が食品中プリン体含量(mg/100g)を調べたデータによると、カニミソは100gあたりに152.2mgだそうです。
缶ビールが100gあたりに5mg前後なので相当入っていますね。
冬が近づきカニを食べる機会も多くなる時期ですが、もしカニを食べる機会があり痛風が気になるならカニの身は食べてもいいですが、カニミソは控えた方がいいかもしれません。
要は食べ方次第ってことですね!
ちなみにカニにはアスタキサンチンという成分が多く含まれており、アンチエイジングに効果があると言われています。
疲労回復や若返り効果があるので、元気を取り戻したいって方はいいかもしれませんね!
カニミソを食べたら尿酸値が上がると言うわけではない!
痛風の患者さんはプリン体が多く含まれている食材を食べるのは禁止!といった話をよく聞きますね!
でもそれは実は古い情報です。
尿酸のもとになるプリン体は8〜9割りとほとんどが体の中で作られており、食事で摂取されるプリン体は1〜2割りでそのほとんどが腸内で分解されて排泄されます。
なので食事からプリン体の多い食品を絶対に食べてはいけないってわけではありません。
日本痛風・核酸代謝学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第2版)」によると1日に食べる摂取量は400mgを超えないことが記されています。
なのでカニミソを食べたとしても100gあたりに152.2mgなので基本的には問題ないと言えるでしょう。
ビールなど美味しいものを制限する必要がないと感がると安心ですね!
尿酸値を下げる方法は?運動や食事バランスが大事!
尿酸値を下げる方法「運動」
尿酸値を下げる方法として、やっぱり肥満解消が重要になってきます。
体重が増えると尿酸値も増えると研究データが存在しています。
なので体重が多いと嘆いている方はまず体重をコントロールする必要がありそうですね。
一般的に運動としては「有酸素運動」が適していると言われていますが、筋力をつけてからの方が基礎代謝量も上がり運動効果も増えるので、筋力トレーニングをオススメします。
尿酸値を下げる方法「栄養バランスのよい食事」
肥満解消の一つにもなりますが、やはり食事バランスはとても大事です。
食事内容だけでなく1日3食を規則正しく食べること、野菜を食べること、腹いっぱい食べないなどを心がけていくことが重要になってきます。
また高尿酸血症になりやすい人の食生活があったので載せておきます。
高尿酸血症になりやすい人の食生活
□ 早食い・大食い
□ 天ぷらや揚げ物など脂っこいものが好き
□ 外食やコンビニ食が多い
□ 朝食は食べない
□ つい間食をしてしまう
□ 野菜が苦手
□ お酒が好きで毎晩飲む当てはまるものがある方は痛風に要注意!
引用:http://www.myclinic.ne.jp/imobile/contents/medicalinfo/gsk/top_topic/topic_103/mdcl_info.html
まとめ
POINT
・カニの身の部分はプリン体は少ない、プリン体が多いのはカニミソ!
・プリン体の摂取は1日400mgまでとされている!
・尿酸値が気になる方は、運動と食事バランスに気をつけること!
いかがでしたでしょうか?
カニを食べるこの時期だからこそ、気にしていくべき尿酸値ですが絶対に食べてはいけないってわけではないですね!
なんでもバランスが大事です!
過度に食べ過ぎなければカニの身もカニミソも食べても問題なさそうです。
ただ診断を受けて受診している痛風の方は医師や栄養士の方と相談してくださいね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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