夏の風物詩の一つ、七夕。
楽しい思い出がいっぱいありますよね。
今年はどんな飾り付けにしようか、なんて考えるだけでワクワクします。
ところで、みなさんは七夕のときにお菓子を配ったりもらったりしましたか?
私は経験ありませんが、今でも定番行事として行われているところがあるそうです。
今回は、七夕でお菓子を配る風習について、わかりやすく説明します。
目次
七夕でお菓子を配る風習がある地域は?
このお菓子を配る風習があるのは、北海道だけだそうです。
以前は北海道全域で行われていましたが、現在では函館周辺を含む一部地域で盛んに行われています。
この風習のことをローソクもらいといい、浴衣姿の子どもたちが歌を歌いながら近所の家をまわります。
昔のように提灯を持って歩く姿は、微笑ましいですよね。
七夕でお菓子を配る風習はいつから?
ローソクもらいの風習は、はっきりとした由来はわかっていませんが、一説によると、青森のねぶた祭りが関係あるのではないかと言われています。
ねぶた祭りの照明は、戦前まではローソクが使われており、ローソクをもらって歩くことが習慣となっていました。その習慣が北海道に伝わったのではないかと言われています。
今の子どもたちはローソクをもらってもうれしくないため、ローソクもらいの歌を歌いながらお菓子をもらうようになったのでしょうね。
七夕で配るお菓子はどんな種類?
基本的に子どもたちに配るお菓子は、手づくりクッキーや伝統的なお菓子ではなく、いわゆる駄菓子です。
子どもたちにとっては、もらってうれしいお菓子ですよね。うまい棒とかベビースターラーメンとか、もらって喜ぶ姿が想像できます。あなたは、どんな駄菓子が好きでしたか?
私はチョコバットが好きでした。
北海道の子どもたちがうらやましい!
ちなみに、この時期になると、スーパーにはローソクもらい用の駄菓子コーナーができるほど、駄菓子が売れるところもあるそうですよ。
七夕でお菓子を配る風習はテレビでも取り上げられていた?
この風習については、昨年『笑ってコラえて!』(日本テレビ系)で、謎の七夕行事、函館あるある、として取り上げられました。
函館では近所の家に歌を歌いながらお菓子をもらいに行くという行事があり、小学生はみんな歩いていて、函館では珍しいことではないと紹介されたそうです。
また、その歌には、「ローソク1本ちょうだいな」という歌詞があり、訪ねた家の人のほとんどがお菓子をくれる中、歌詞の通り本当にローソクだけをくれる人もいたとの話もありました。
この番組を見た函館関係者からは、懐かしむ声が続出したそうですよ。
また、過去には、乃木坂46の元メンバーの橋本奈々未さんが、『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)で、その独特な風習について語っています。
七夕でお菓子を配る風習がある?どこの地域でどんな種類を配るの?まとめ
まとめ
・七夕でお菓子を配る風習がある地域は、北海道だけ
・この風習はローソクもらいと言う
・戦前までは、ローソクをもらっていた
・配るお菓子は駄菓子
・この風習は、テレビでも取り上げられていた
最近は子どもの数が少なくなってきたため、この風習が残る地域が減っているそうです。
子どもたちはお菓子がたくさんもらえてうれしいと思いますが、配る大人は大変ですよね。
子どもたちが大勢押しかけてきたら、お菓子代もばかになりません。
でも、年に一度のお祭りです。
楽しそうでいいじゃないですか。
このような、子どもからお年寄りまで楽しめるイベントは、いつまでも続いてほしいですね。
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