ローマ教皇の頭の上にかぶっている帽子ってなんて呼ぶんでしょうか?
そしてあんなに浅くてかぶっている意味ってよくわかりませんよね!
今回はローマ教皇のかぶっている帽子の名前や意味について調べてみました。
意外と医学にも関係していたりして興味深いですよ!
目次
ローマ教皇(法王)の帽子の名前は?
ローマ教皇がかぶっている帽子で小さい方の帽子はカロッタ(ラテン語)やズケット(イタリア語)と呼ぶそうです。
そしてローマ教皇ってとんがっている大きな帽子をかぶっているのも思い出しませんか?
帽子というよりは冠ですが、あちらはミトラ(司祭冠)と言うそうです。
大きい方と小さい方と使い分けている理由何なんでしょう?
ローマ教皇(法王)の帽子の意味は?
かロッタは13世期ごろから使われるようになったみたいです。
最初はミトラ(司教冠)の代わりにかぶって使っていました。
それがだんだんとミトラの下につけて使われて、ミトラを被っているとき以外も使われるようになっていったそうです。
当時の聖職者は剃髪(トンスラ)といって頭を剃っていたので剃った部分を覆うために使われていたようです。
実はなんでミトラの代わりにつけるようになっていったのかは、わかっていないんです。
よく剣道の防具をつける時の手拭いやヘルメットをかぶるときにあてる内布みたいな役目をしているんでしょうかね?
カロッタを高位の聖職者がつけるようになったのは1968年にパウロ6世が定めたとされています。
そしてカロッタの色は階級を表しています。
- 教皇 :白
- 枢機卿 :赤
- 司教 :赤紫
- 大修道院長:黒色
よくテレビで見るのは白ばっかりなのでローマ教皇ってことになりますね!
逆に赤紫や黒色ってみたことないような気がします。
ローマ教皇の帽子は落ちないの?盗まれたことがある?
そして疑問なのは「ローマ教皇のカロッタは落ちないの?」と言った疑問です。
ネットでは「ピンで固定してあるんだろう」とか書いてありましたが、実際はただ乗せているだけだそうです。
たしかに剃髪(トンスラ)で頭を剃っていたのを覆うためだったら留めようにも留める髪がないですもん。
カロッタは全てオーダーメイドで頭の形に合わせてぴったり作ってるそうなので簡単に取れない工夫がしてあります。
しかし強風では飛ばされていくシーンもありました。
そしてCCNニュースでも話題になっていましたが、可愛い女の子がローマ教皇の帽子を奪っちゃうシーンもありました。
不意を突かれて驚いているローマ教皇と勝ち誇った女の子がなんとも可愛らしい映像です。
Took my Goddaughter to meet the pope. She stole his hat! pic.twitter.com/SdSorop3uN
— The Catholic Traveler (@MountainButorac) March 22, 2017
風で飛ばされたり女の子が奪ってしまうぐらいだから、本当に頭の上に乗っかっているだけなんでしょうね!
ミトラは人間の心臓の一部の名称にも使われている?
カロッタではなく大きい方のミトラというものは、実は人間の体の一部の名称にも使われています。
それは心臓の一部の名称で僧帽弁というものです。
僧帽弁というのは人間の心臓の中にある名称で、文字通り「弁」の形をした器官です。
心臓には4つの部屋があって左側の部屋の上下を仕切り、逆流しないようにする器官です。
肺から戻ってきた血液が左心房に入ってきて、左心房の血液を左心室に送ります。
左心房が収縮する時は開いて、左心室が収縮する時は左心房に逆流しないように閉じています。
血液を効率的に循環する心臓の重要な器官ですが、解剖的に開いてみるとミトラを逆さまにした形に似ていることからこの名前がつきました。
人間の体の名称はけっこうそう言ったところから名前がついているみたいです。
ローマ教皇(法王)の帽子の名前や意味は?なぜ落ちないの?のまとめ
POINT
・ローマ教皇の被っている帽子の名前は『カロッタ』!冠は『ミトラ』!
・現在では色によって階級分けされている!
・オーダーメイドで作られているため外れにくいが風で飛ばされる!
いかがでしたでしょうか?
あの帽子はちょっと飛んでいきやすそうですもんね!
名前や意味がわかってスッキリしましたね。
またこう言ったわからないことをまとめてみたりするので気になる人はブックマークしておいてくださいね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
関連記事についてはこちらをご覧ください⬇︎
コメントを残す